半蔵門線永田町駅(新都道府県会館)

新都道府県会館

南へ歩き、パレスサイドビルに入る。
このビルの地下は、東西線竹橋駅になっているのだ。
竹橋駅東西線に乗り、九段下駅へ。
九段下駅半蔵門線に乗り換える。
永田町駅で下車。
地上に出ると、東西に伸びる青山通り
そして、北側、麹町方面に通りが一本、伸びている。
その通りの西側には、赤坂プリンスホテル新館。通りを挟んで、東側には、新都道府県会館がある。
竣工は、バブルが崩壊した後の失われた10年の頃だ。
景気が悪いときには、このような公共の施設が建つものなのかな。
ところで、この高層ビルが建っている場所は、赤坂見附駅付近や弁慶濠からは、かなり、高い位置になっている。
そして、その高台に到る坂道を上る途中には、赤坂御門の石垣の跡が残っている。
この高台が、江戸城、最後の天然の要衝と位置づけられていたのだろう。
ただ、石垣が崖の斜面に張り付いているのを見ると、いかにも、この高台が、江戸時代の石垣によって築かれたように錯覚してしまうな。
このような高台の上に、新都道府県会館が建っているのだが、北側にある、番町、麹町に行くには、さらに、諏訪坂を登らなければならない。番町、麹町は、もっと高い場所にあるのだ。
今回は、番町、麹町には、用はないので、南側へ向かう。
南東側の通りに入り、そのまま歩いていく。
いったん、下り坂になるが、再び、急な上り坂になり、その坂を登りきったところに、南北に伸びる通りとの交差点がある。
その交差点で南北に伸びる通りに入り、南へと進む。
少し歩くと、この通りの東側には国会議事堂。
このような場所には、今まで用があったことはないので、一度も来たことはない。(もし、用があったとしたら、小学生の社会科見学ぐらいかな)
まったく、初めてきたのだが、その第一印象。
国会議事堂が、こんな高台にあるとは、まったく、思わなかったなあ。
これでは、まるで、ギリシアパルテノン神殿だな。
地図を見れば、予想はつくのだが、どこにも、国会議事堂は、高台にある、なんて、書いてないし。
それにしても、まわりは、閑散としていて、静まり返っていて、時間が止まっているような感じがする。
そして、妙に重苦しい緊張感が周囲に漂っているのだ。
(2008年6月記)