東急東横線武蔵小杉駅(THE KOSUGI TOWER)

THE KOSUGI TOWER

リエトコート武蔵小杉のツイン高層住宅は、南北に連なるように配置されている。
南側が、リエトコート武蔵小杉ザ・クラッシィタワー。北側が、リエトコート武蔵小杉イーストタワーだ。リエトコート武蔵小杉イーストタワーの方が、ちょっと東側にずれているので、名前は、イーストタワーなのだろう。
たぶん、位置をずらしたのは、イーストタワーの真南をザ・クラッシィタワーが塞ぐと、イーストタワーの日照時間が減るからだろう。
これらのツイン高層住宅の建っている敷地は、一面、緑の芝地となっている。
その整備された芝地に入り、高層ツインビルの間を抜けて、東側に出ると、その先には、THE KOSUGI TOWERがある。
この高層住宅も最近、完成している。
こうして見ると、THE KOSUGI TOWERとリエトコート武蔵小杉の2棟の高層住宅は、近接しているので、ビル名とデザインが違うけれど、一つのビル群を形成している、と思った方がいいのかもしれない。
実際、これらのビルの真ん中に建って、周囲を見渡すと、3棟もの高層ビルが、三角形を成していて、実に壮観な眺めなのだ。
この3棟の高層住宅の他にも、武蔵小杉駅の東側には、パークシティ武蔵小杉のツイン高層住宅、というのがある。
このように、今や、武蔵小杉周辺には、5棟の巨大な高層ビルが建ち並ぶ、ということになったのだ。
だが、この大変貌は、これで終わったわけではない。
まだ、高層住宅が何棟か建つ予定らしい。
さらに、横須賀線に新駅が開業し、川崎縦貫鉄道が新設される。実現される可能性は、ほぼないが、川崎から高速道路が延伸される予定もある。
ということは、目の前に広がる、この近未来の光景も、実は、大変貌への途上にすぎない、ということだ。
たしか、このあたりは、ほんのちょっと前までは、工場とそれを取り巻く田圃。そして、ひなびた商店街。そんな街だったと記憶している。
それが、ほんのわずかの間に大変貌を遂げ、さらに変わろうとしている。
その土地の運命とは、本当に不思議なものだな。
(2008年6月記)