京成押上線四ツ木駅(東四つ木四丁目アパート2号棟)

東四つ木四丁目アパート2号棟

高田馬場駅から東西線九段下駅で都営新宿線に乗り換える。
さらに、馬喰横山駅で都営浅草線に乗り換える。都営浅草線の駅は、東日本橋駅となっているが。
そのまま、都営浅草線に乗っていると、京成押上線に乗り入れているので、京成押上線の路線に入ることになる。
曳舟を過ぎ、荒川を鉄橋で渡り、四ツ木駅へ。四ツ木駅で下車する。
この駅で降りるのは、かなり、ひさしぶりだ。
侘しい駅前、というのは、昔から変わらないけど。
ただ、四ツ木駅から先は、以前、訪れたときは、高架ではなかったと思うな。
それに、荒川に架かっている鉄橋も、今より、ずっと貧弱で、車窓から下を見ると、荒川の流れが間近に見ることができたのだ。車体が少しでも傾けば、そのまま、荒川に車両が転落するのでは、と思ってしまうほどだったなあ。
案の定、小さい貨物船が、京成線の貧弱な鉄橋の橋桁にぶつかって、鉄橋全体が、「く」の字に折れ曲がってしまう、という事故があったっけ。
その事故の後、鉄橋を、もっと大きなものに架け変え、高架工事も始めたのかな。
改札を出て地上に降り立ち、高架に沿って、北東方向に歩いていく。
途中、高架が地上線になる手前で、住宅街に入り、東へと歩いていく。
しばらく歩くと、南北に伸びる平和橋通りに行き当たる。
平和橋通りに入り、北へ。すぐに、通りの西側に、東四つ木四丁目アパート2号棟がある。
他にも住宅棟があり、集合住宅群、という風になっている。
竣工は、バブルが崩壊した後、失われた10年の頃だ。
景気がよくないと、こうした、公営の高層住宅が建ったりするのだろう。
もっとも、この高層住宅、四ツ木駅立石駅の真ん中にあって、今、見ると、なんで、かんな場所に建ったのだろう、と思えてしまう。
今なら、駅近くに、高層住宅が建つんだろうな。
ということで、東四つ木四丁目アパート2号棟も訪れたし、駅に戻るのだが、距離的には、四ツ木駅でも立石駅でも同じなので、せっかくだから、立石駅の方に向かうとする。
ところで、京成押上線の沿線は、総武線の駅周辺のような下町、というわけでもない。むしろ、城東の郊外、といった方がいいかもしれない。
静かな住宅街が広がっているのだ。
(2008年6月記)