南北線白金高輪駅(白金6丁目再開発)

白金6丁目再開発

高田馬場駅から東西線飯田橋駅南北線に乗り換える。
白金高輪駅で下車。
地下鉄の駅から出ると、眩しい真夏の太陽が容赦なく照りつける。
暑い。なんて暑いんだろう。まだ、暑さに慣れていないので、この暑さは、こたえるなあ。
梅雨明け宣言が出ていないのに、もう夏バテになりそうだ。
地上には、南北に伸びる交通量の多い、幅広の桜田通り。
その大通りから、西に伸びるちょっと細い通りがあるが、その通りに入って、西へ西へと歩いていく。
この通り、何年か前に何度か歩いたことがあるのだが、都心とは思えないほどの、ローカルな雰囲気なのだ。
うだるような暑さの中、しんと静かな田舎の道、といっても、少しも大袈裟ではない。
南側は、高台になっていて、お寺や神社などがあり、それらの境内のこんもりとした緑があるが、そのようなこともローカルな雰囲気を増しているのかもしれない。
焼け付くようなアスファルトの道路をどんどん西へ歩いていくと、南側に朝日中学校、という学校がある。
この学校の風景は、本当に、どこかの地方の田舎の学校そのままなのだが。
ちょうど夏休みに入っていて、子供らの声がしなくなって、静まり返っている、田舎の学校、といった感じかな。
そういったわけで、ものすごく郷愁を感じさせる情景なんだけど。
そんな中、さらに歩いていくと、南北に伸びる外苑西通りと首都高目黒線の高架にぶつかる。
さすがにここらへんになると、商店などが並び始める。年季の入ったお店もあれば、今風なお店もある。様々だ。
首都高目黒線の高架に沿って、いったん、南に歩き、途中、北東へ伸びる道に入る。
すぐに、その道の南側に白金6丁目再開発の場所がある。
こういう、のどかな一帯にも、高速道路の高架が近くにある、ということで、高層住宅が建つのだろうか。
しかし、いくらなんでも、駅から遠すぎるような気もする。ここからなら、むしろ、恵比寿ガーデンプレイスの方が近いかな。
もっとも、交通不便な場所、ということもあるけど、それ以前に、一帯の、あまりに、のどか過ぎる風景を見ていると、高層住宅が建つ、というのは、無理な気もするなあ。
これでは、再開発地を目指していたら、辿り着いたのは、都心の辺境地だった、ということになってしまうかな。
いい加減、暑いので、戻ることにする。
(2008年7月記)