中央線御茶ノ水駅(御茶ノ水セントラルビル)

御茶ノ水セントラルビル

東京駅の日本橋口から入った先の通路は、なんだか、いつも、工事中だ。いったい、いつになったら、完成するのやら。
たぶん、日本橋口周辺の再開発が終わったら、ということだろうな。
でも、一方が終われば、また、他方で、新たな、再開発が始まったりする。
結局、永遠に終わらないような気もするな。
そのまま、建物の中をどんどん南に歩いていくと、八重洲口に出る。
東京駅で中央線に乗る。
東京駅では、中央線だけ、一段、高いホームになっているのだ。
この中央線ホームを高架にする工事、いったい、いつ完成したんだっけ。
もう忘れてしまった。最初は、エスカレーターを上っていくのが、面倒だったが、いつの間にか、当たり前になってしまったな。
東京駅の今度の再開発は、東北縦貫線なのだろう。
また、新しい路線が登場し、便利になるが、また、工事が始まるのだ。
中央線で御茶ノ水駅へ。
東側の改札口から出る。
南北に伸びる通りに出て、南へ。この通りを北に行くと、聖橋となるが。
通りの東側、中央線の南側に御茶ノ水セントラルビルがある。
竣工は、高度成長が終わった後の安定期の頃だ。
たしか、当初のビル名は、御茶ノ水日立本社ビル、というのではなかったかな。
気付かない間に、日立のビルではなくなっている。
そして、普通のオフィスビルになってしまった、このビルは、近々、解体され、新しい高層ビルに建て替えられるらしい。
まったく、時代の流れは、早いなあ。
この日立のビルで、覚えているのは、建物の直下に、地下鉄千代田線が通っているので、ビル建設は、かなりな難工事だったらしい、ということだ。
さすが、日立、と思ったものだな。(別に日立が建てたわけではないけど)
そのようにして、建った高層ビルも、もうなくなってしまうらしい。
来るべき未来よりも、過ぎ去っていく過去の方に気持ちが行ってしまう。自分が年を取ってしまったからかな。
こればかりは、仕方のないことだけど。
(2008年7月記)