横浜線橋本駅(THE HASHIMOTO TOWER)

THE HASHIMOTO TOWER

中央線で八王子駅へ。
今日も真夏らしい天気。とても暑い。
ただ、こんな夏の盛りの日は、こんな風に、緑の多い郊外に向かうのは、気持ちがいいな。
八王子駅横浜線に乗り換える。
列車は、南へと走っていくのだが、南側には、多摩丘陵が広がっている。
郊外とは思えないような、田舎のような風景が車窓を流れ、目を楽しませてくれる、はずだったのだが。
ちょっと前よりも、あきらかに、山は削られ、木はなくなり、自然の景観はなくなりつつあるようだ。
時代の流れ、ということか。
横浜線は、やがて、多摩丘陵を抜け、神奈川県に入っていく。
風景は、また、一面に広がる住宅地、となる。
南へ向かっていた、横浜線は、東よりに向きを変え始め、そして、橋本駅に到着する。
北口に出る。
ペデストリアンデッキが広がり、ショッピングセンターがあり、そして、高層住宅が駅近くにある。
どこも、景観は同じだな。
ペデストリアンデッキの上を西へ歩いていく。
どんどん歩いていくと、そのまま、高層住宅へ辿り着けるようになっている。
便利には違いないけど、これでは、外界と遮断されているような気もする。
さらに、進むと、THE HASHIMOTO TOWERがある。(工事中はこちら
橋本駅近くでは、最新の高層住宅だ。
そして、最後ではないか、と思うのだが、どうなんだろうか。
ともあれ、これで、橋本駅前の再開発は一区切りとなる。
この壮大な再開発は、京王相模原線橋本駅への延伸のおかげなのだろう。
ただ、バブル期の予定だと、京王相模原線は、橋本駅から、さらに西へ伸びる予定だったらしいのだ。
もし、そうなっていれば、ひょっとしたら、橋本駅近くに、集中して、高層住宅を建てる、という発想はなかったかもしれないな。
とすると、もしかしたら、この駅前高層住宅群のおかげで、山や森の自然環境が破壊から免れたのかな。
もっとも、自然環境保全を目的として、駅前に高層住宅を建てているわけではない。
そういえば、さっき、横浜線で、多摩丘陵を通ってきた時、自然の風景の喪失を目にしてきただった。
(2008年8月記)