都営三田線御成門駅(東京慈恵会医科大学1号館)

東京慈恵会医科大学1号館

丸の内アオゾには、丸の内センタービルの他に、新丸の内センタービル丸の内北口ビル日本生命丸の内ビル丸の内ホテル、があり、それらの高層ビルが、ひしめくように建っている。
丸の内センタービルだけが、建っていた頃は、まさか、将来、こんなになるとは、思っていなかっただろうな。
こうして見ると、まるで、都営三田線によって、板橋北部のエネルギーが吸い取られ、そのエネルギーによって、都心中心部に、高層ビルが、ぼこぼこ、建っていっているようにも思える。
つまり、地方は、すかすかになり、中心は、密集する、というわけだ。
本当かどうか、わからないな。どうなんだろうか。
それはそうと、空を見上げると、なんだか、雲行きが怪しくなってきたみたい。
今まで、猛暑続きだったので、この空の変化、実感がわかないなあ。と言いつつ、天気予報を見てきたので、傘は持ってきていたのだが。
とりあえずは、永代通りを西に歩き、大手町駅へ。
再び、都営三田線に乗る。
御成門駅で下車。地上に出たら、スコールのような雨。
これは、傘を差してても濡れそうだ、ということで、地上には出ないで、しばらく、雨宿り。
小雨になってので、外へ出てみる。
さしもの猛暑も、この雨で涼しくなったのかと思ったが、ものすごい湿気。サウナ状態だな。
でも、季節の移ろい、というのは、不思議なものだ。あんなに暑かった夏も、永遠に続くわけではない。いつかは、終わりが来るのだ。
さっそく、日比谷通りを北へ歩く。
しばらくして、西へ。路地のような細い道へ入っていく。
南側には、東京慈恵会医科大学1号館がある。
竣工は、丸の内オアゾと同じく、失われた10年が終わった後の集積化の頃だ。
さすがに、丸の内オアゾのように、高層ビルが密集している、というわけではないが、でも、やっぱり、密集している。
また、雨がぱらぱらと降り始めた。急いで、地下鉄の駅へ向かうことにする。
(2008年8月記)