京葉線南船橋駅(グランドホライゾン東京ベイ)

グランドホライゾン東京ベイ

津田沼駅に戻り、再び、総武線快速に乗る。
船橋駅総武線各駅停車に乗り換える。
西船橋駅へ向かっているのだが、総武線快速は、西船橋駅を通過してしまうのだ。
だとすると、津田沼駅で、そのまま、総武線各駅停車に乗った方が、よかったな。
西船橋駅武蔵野線へ。
西船橋駅の駅構内は、昔は、がらんとしていたのだが、最近は、エキナカ、ということで、妙に、賑わっている。これも、集積化の影響かな。
武蔵野線は、南へ進み、京葉線に合流する。南船橋駅で下車。
南側に出る。相変わらず、駅前は、原っぱが広がっているな。
でも、最近は、広大なイケアの店舗が出現し、ちょっと、賑やかになったみたい。
そのイケアの東側を南へと歩いていく。
イケアの南側には、ワンダーベイシティサザンの高層住宅群があり、さらに、その南側には、グランドホライゾン東京ベイがある。
こちらは、最近、竣工した、高層住宅だ。
東棟、南棟、西棟、の3棟からなっている。
それにしても、すぐ北側のワンダーベイシティサザンと合わせると、ものすごい密集ぶりだ。まるで、蜂の巣みたい。
もっとも、一戸一戸は、それなりに、広いのだろう。それなら、気にならないかな。
東側には、微妙に仕切られているが、若松団地が、広がっている。
空きがあるなら、別に、こっちで、かまわないような気もするけど。
若松団地だって、完成したばかりの、高度成長期の頃は、最新の近未来都市空間だったのだ。
さらに言えば、グランドホライゾン東京ベイやワンダーベイシティサザンも、何十年も経てば、今の、若松団地のように、レトロな中古物件になるに違いない。
そんなことを考えながら、グランドホライゾン東京ベイを見上げていたら、空を覆っていた、分厚い雲が、裂け、青空が覗いていることに気が付いた。
おまけに、夏の太陽の光も、一時的だが、射しはじめた。
この束の間の、夏の太陽の光、なにか、儚いが、崇高な希望の光に見えてしまったのは、気のせいなのだろうか。
(2008年8月記)