日比谷線南千住駅(都営南千住四丁目アパート)

都営南千住四丁目アパート

トミンタワー南千住四丁目の西側には、リバーハープタワー南千住2号館がある。
その間にある階段を登っていくと、人工地盤の上に作られた公園。
草が生い茂り、なんだか、人工地盤の上にいるとは、思えないような感じだ。
その公園を横切って、北へ。
公園の北東側には、都営南千住四丁目アパートがある。
竣工は、同じく、失われた10年の終わり頃。
他にも、西側には、最近、できたロイヤルパークスタワー南千住がある。
このように、南千住の高層住宅群は、これら4棟の高層棟によって形成されている。
ちょっと前から、あちこちで、できている、典型的な駅前コロニー風の高層住宅群なのだろうな。
ただ、ほんの少し、他の高層住宅群と違うのは、この高層住宅群と駅の間に商業施設があって、けっこう、賑やかになっている、というところだろうか。
東側にも、団地があるので、客は多いのだろう。
自分もつい、いつも、誘われるように、その中に入ってしまう。気付いてみると、飲食店の中で、飲み物を手にして、休んでいたりするのだ。
そして、窓の外をぼんやり眺めていると、多くの家族連れが楽しそうに通っていく。
本当に、平和な光景だな。
昔の汐入の街が、跡形もなく消滅したとしても、これなら、本望なのかもしれない。
今回も、いつものように、一休みする。
ぼんやりしていたいのだが、帰らなければならない。
重い腰を上げ、店を出て、駅に向かう。
そういえば、以前は、日比谷線南千住駅常磐線南千住駅は、まったく、違う駅のような感じだったっけ。
今は、一応、一体の駅にはなっているようだ。しかも、そこに、つくばエクスプレスの地下駅も加わっている。
路線からだけ見ると、一大ターミナルステーションなのだが。
駅自体は、まだ、そういう感じでもない。でも、将来は、そうなるのかもしれないな。
もし、そうなったとしても、家族連れの集う、平和な光景は、そのまま、残っていて欲しいものだ。
高架上の日比谷線南千住駅で家路につくとする。
(2008年9月記)