南北線永田町駅(衆議院会館北棟工事現場)

衆議院会館北棟工事現場

高田馬場駅から東西線飯田橋駅南北線に乗り換える。
永田町駅で下車。
南東へと向かう。いったん坂を下った後、急な上り坂。
台地の上へと向かっている感じだ。
登りきると、交差点。南へ曲がり、そのまま南へと歩く。
相変わらず、誰もいないが、当たり前か。
通りの東側には、国会議事堂。立法の中枢、ということで、賑やかなわけはないか。
閑散としている中、たまに、外国人の一行が通るのみ。
そんな国会議事堂前の大通りを南へ進んでいくと、国会議事堂の真ん中あたりの、通りを挟んで、西側に衆議院会館北棟工事現場がある。
そういえば、国会議事堂の東側に正門があるので、こちらは、裏側になる。
その裏側には、議員会館があるわけだ。
そして、今、その議員会館は、高層ビルへの建て替え工事をやっている。
ただ、議員会館とはいえ、国会議事堂の裏手に高層ビルを建てると、後ろに屏風があるみたいになってしまうような気もするが。
たぶん、この議員会館のある、国会議事堂の西側は、溜池への崖下になるので、その崖下から、高層ビルを建てていく、ということになるのだろう。
だから、台地の上にある、国会議事堂から見て、目立つわけでもないのかな。
とすると、このような場所にも、崖下、谷地は、再開発されやすい、という法則が成り立つ、ということか。
下町があるわけじゃないけど、興味深いことだ。
この高層ビルが完成すれば、溜池から見ると、チベットポタラ宮みたいな景観になるかもしれない。
台地全体が、あたかも、人工の建造物みたいに見える、ということだ。
なんだか、究極の集積化、という感じがする。
もっとも、手前に山王日枝神社のこんもりした山があるので、遠くからでも、そう見える、ということはないだろうけど。
(2008年9月記)