山手線大崎駅（北品川ONビル）

とりあえずは、今後、新しい高層住宅が、一帯に建つ予定はないので、もう、この場所に来ることはないだろうな。
そう考えると、寂しい気もするが。
通りを西へと向かう。
高浜運河を渡り、旧海岸通りへ。
少し、南に歩くと、品川駅から東へ、一直線に伸びる、ちょっと細い道。
いつも通る道だ。
品川駅に戻り、再び、山手線に乗り込む。
隣の大崎駅で下車。
駅東側に出る。ビル群、大崎ニューシティとゲートシティ大崎までは、ペデストリアンデッキで行くことができる。
ここも、地上に降りることなくがない。駅一体型、というわけか。
地上に降り立つと、東へ伸びる、山手通り。
山手通りを東に向かう。
目黒川を越えたところで、山手通りは、南へ急カーブを描く。
その場所から、北へ、細い上り坂。御殿山の坂、という、わかりやすい名前の坂道だ。
この、きつい坂道が、高層ビルに到る道だとは、とても、思えないのだけど。
半信半疑で登っていくと、はたして、北品川ONビルに辿り着く。
竣工は、バブルの頃。
こんな場所にも、高層ビルが建ってしまう、というのは、時代が、バブルだったからだろうか。
さらに、御殿山への坂を登りきったところには、御殿山ガーデン、というがあり、やはり、こちらも、北品川ONビルと、同じ頃にできている。
今なら、限られた場所、例えば、駅の近くに、集中的にビルが建つのだが。
もっとも、大崎駅周辺は、集中的に建ちすぎて、この辺鄙なところまで、ビル群が迫ってきているように見える。
将来は、北品川ONビルの公開空地になっている、テラスのようなところまで、駅からペデストリアンデッキが、伸びてくるのかな。
さすがに、そこまでは、ないと思うけど。
ただ、まだまだ、大崎駅周辺は、変化が続くようだ。
とすると、この先、当分は、通うことになるだろう。
今日のところは、帰ることにする。
（2008年10月記）