日比谷線神谷町駅(オランダヒルズ森タワー)

オランダヒルズ森タワー

さっきの道を西へ歩く。駅に戻るのだが。
途中、駅東側に聳える、2棟の巨大高層住宅の間を抜けていくことになる。
それにしても、ものすごく巨大なビルだなあ。しかも、このような高層ビルが、他にも、3棟できている。
人口も、さぞかし、増えたのだろうと思うのだが、その割りに、あんまり、賑やかな感じはしない。
その点は、品川駅の東側にある、高層住宅群と同じような気がする。
などと考えながら、歩いていると、その巨大な高層住宅の駐車場に、とても高級そうなクルマが、何台か、猛スピードで吸い込まれていった。
クルマの高級さといい、駐車場に入るときの、歩行者は眼中になし、というようなスピードといい、なんか、普通のサラリーマンとは、思えない感じだ。
このような住民が、いくら増加しても、街の賑やかさに、貢献するとも思えないな。
いないよりは、いいんだろうけど。
さらに西へ。
この巨大な高層住宅と、東急東横線武蔵小杉駅の間には、更地が広がっているのだが、そこにも、新しい巨大な高層住宅が建つ予定らしい。
武蔵小杉の変貌は、まだまだ、続くようだ。
川崎縦貫鉄道も通ることだし。その前に、横須賀線に駅ができるんだったな。
もし、そうなると、横須賀線の線路を、東海道線湘南新宿ラインも走るので、新宿駅から、東海道線に乗ればいいわけだ。
これで、ますます、便利になり、変貌は加速されるかな。でも、賑やかになるかどうか、わからないけど。
武蔵小杉駅に戻り、再び、東急東横線に乗る。
中目黒駅日比谷線へ。神谷町駅で下車。
南北に伸びる桜田通りを南へ歩く。
しばらくすると、通りの東側に、オランダヒルズ森タワーがある。
竣工は、失われた10年が終わって、集積化の時代に入った頃だ。
オランダヒルズ、というビル名についてなのだが、この高層ビルの前、桜田通りが、上り坂になっているので、その坂を、オランダ坂、とでもいうのかと思っていた。オランダ坂は、長崎県だったな。
オランダヒルズ、というのは、オランダ大使館が近くにある、ということだけらしい。
たぶん、ネーミングが高級っぽいので、勝ち組の購買意欲をくすぐるのだろう。
(2008年11月記)