南北線溜池山王駅（赤坂タワーレジデンスTop of the Hill）

赤坂二丁目計画（福吉町）工事現場の東側の細い道を、北に歩いていくと、赤坂に出るのだが、その途中には、赤坂タワーレジデンスTop of the Hillがある。
ビル名のごとく、丘の上にある、というわけではなく、実際は、尾根の上、という感じだが。
ただ、溜池の方に迫り出した、尾根の切っ先部分、ということなので、麓の溜池から見れば、丘の上、なのかもしれない。
もっとも、丘でも、尾根でも、どっちでもいいのだけど、とにかく、そこに行くには、坂を登らなければならない、というわけだ。上り坂、というのは、風邪で弱った身には、こたえるな。
ゆっくりと緩やかな坂を登っていく。見上げるほどの急坂でなくて、よかった。
しばらく歩いていくと、通りの東側に、赤坂タワーレジデンスTop of the Hill。（工事中はこちら）
最近、竣工した高層住宅だ。
この巨大な高層住宅を見て、ここまで、登りつめたのか、と感慨深く思う向きもあるのかもしれないな。
けれど、自分にとっては、ただただ、疲れきっただけ。余計、風邪がひどくなった気がするけど。
おまけに、巨大な高層住宅を見上げていたら、なんだか、眩暈がして、気分がすぐれない。ふらふらする。
もう、限界かもしれないな。引き上げた方がいいだろう。
来た道を引き返す。南に歩き、六本木通りへ。
六本木通りに出てから、北東へ進む。すぐに、地下鉄駅に通じる地下通路がある。
この地下通路を歩いていけば、溜池山王駅に辿り着けるのだ。
やっと帰れる、というわけだな。
だけど、Top of the Hillに着いたら、たちまち、体調が下り坂、というのは、よほど、自分は、Top of the Hill、というのに、縁がない、ということなのかも。
とにかく、早く、帰ろう。
（2008年12月記）