山手線大崎駅(大崎駅西口C地区再開発)

大崎駅西口C地区再開発

目黒川の西岸を南へ南へと歩いていく。
大崎駅へ向かうため、いつもなら、大崎ニューシティのビル群に入ってしまうのだが、今回は、大崎センタービルへの通路の工事中、ということで、入れなかった。
西へ進み、山手通りの高架下から、階段を登って、大崎駅への通路に入る。
大崎駅の西側へ。
かつて、大きな工場の敷地が広がっていたのだが、今は、巨大なオフィスビルが建っている。
さらに、その周囲も、いまだに、工事中。工場地帯から、高層ビル街へと、急ピッチで変貌している。
山手線に沿って、南へと歩いていくと、西側に、大崎駅西口C地区再開発の工事現場。
以前は、ソニーの工場があった場所だ。
ひょっとしたら、大崎駅の西側の工場は、これで、全て、なくなったのかもしれない。
すでに、大崎駅の東側、五反田までは、あらかた、工場はなくなっているが。
わずかに残っている工場地帯も、じきに、高層ビル街になっていくことだろうな。
ちょっと前まで、大崎ニューシティを除いて、大崎駅の周囲は、見渡す限り、いくつもの工場が、広がっていたけど。ソニーもその一つだったのだが。
あっという間に、街並みが変わってしまった。
工業立国、高度成長。それらを達成してしまえば、もう、工場は、いらない、ということなんだろうけど。
ただ、いらなくなった工場の代わりに、高層ビル街が登場するとは、思わなかったかもしれない。
その工場なのだが、たぶん、海に近く、しかも、目黒川が流れていた、ということが、工場設立に、都合がよかったのかな。だから、大崎駅周辺に、こんな風に、工場が建ち並んだのだろう。
では、高層ビルは、どうして、大崎駅周辺に建ち並んでいるのだろうか。
たまたま、工場の跡地があった、ということも、あるんだろうけど。
それに加えて、大きな要素は、五反田の北側、山の手、池田山や、大崎の東側の、山の手、御殿山、など、近くに山の手が広がっている、ということが、大きな影響を及ぼしたような気がする。
つまり、昔は、川沿いの下町の工場が、時代を動かしていたのだろうが、今は、山の手が時代を動かしているように思えるのだ。
本当にそうなのかは、わからない。答えが出るのは、この大崎のビル群が完成した頃だろうか。
とりあえずは、もう、引き上げるかな。
大崎駅に戻って、山手線に乗り、帰る。
(2009年1月記)