つくばエキスプレス柏の葉キャンパス駅(柏の森つくばエキスプレスの

柏の森つくばエキスプレスの高架

パークシティ柏の葉の西側には、つくばエキスプレスの高架が、都心へと、一直線に、伸びている。
この、つくばエキスプレスが、なければ、もちろん、目の前の、パークシティ柏の葉は、あり得ないだろうな。
それだけではなく、その他の沿線の高層住宅群も、ショッピングセンター、広々とした公園も、作られることはなかったはずだ。
ただ、高速鉄道が開業したからといって、必ずしも、沿線に高層住宅が建つ、というわけでもないけど。
ところで、つくばエキスプレスなのだが、この路線の、起源は、やはり、バブルの頃にあると思う。
その、バブル時代の初めに、「つくば」では、つくば科学万博が、開催されているのだ。さらに、筑波研究学園都市も完成していたし。
時期的に見ると、高度成長の成果を、「つくば」に、結集したような、そんな感じがするな。
ただ、たしかに、「つくば」が際立ってはいるけど、日本中、どこも、同じようなものだったけど。
そのような、「つくば」バブルの最後の仕上げが、第2常磐線、すなわち、つくばエキスプレスだったのかもしれない。
新たな通勤路線を開通させ、広範な郊外を、出現させる、という、まさにバブルな計画だが。
もっとも、バブルなだけに、この計画、泡のように、消えてしまったが。
でも、なぜか、バブルが崩壊した後、集積化の時代に、目出度く、つくばエキスプレスは、開業することになるのだ。
そのように見てくると、つくばエキスプレスは、郊外を形成する通勤路線、例えば、常磐線、とは、違う路線なのかもしれない。
ひょっとしたら、駅前高層住宅群を都心に直結するための、高速鉄道、なのだろうか。
つまり、実は、つくばエキスプレスがあるから、パークシティ柏の葉や、その他、きれいな公園ができたのではなく、逆に、それらを、都心に結ぶために、つくばエキスプレスが、登場したのかも。
だとすると、まわりに何もない、ということが、納得できる。
(2009年4月記)