つくばエキスプレス研究学園駅(学園都市駅南側の風景)

学園都市駅南側の風景

つくばエキスプレスの高架に沿って、さらに、西へ進むと、研究学園駅へ。
もう、つくばエキスプレスに乗って、帰ろうかと思ったが、まだ、次の列車が、来るまで、時間があるようだ。
ということで、ちょっと、駅周辺を、ぶらぶら、してみることにする。だが、駅前広場しかないんだったっけ。
駅南側に行ってみると、駅前広場すら、ない。
枯草みたいなのが、あたり一面、地面を覆っているだけ。ただ、その向こうに、こんもりとした、木々の一叢があるので、興味を惹かれてしまった。
一見したところ、道もないので、その一群の木立には、辿り着けそうにないけど。
かくなるうえは、この目の前に広がる、枯草地帯を、突破するしかないな。
なんてことは、実際は、やらなかったが。
時間をつぶす当てもないので、仕方なく、やっぱり、改札を抜けて、つくばエキスプレスのホームへ。
まだ、ちょっと、さっきの、木立に、未練があったので、高架上のホームから、見てみると、どうやら、公園らしい、とわかる。
まわりに何もないのに、公園だけ、あるわけか。いずれ、さっきの、枯草地帯に、建物でもできるんだろうけど、よくわからない。
それにしても、そんな、何もない、駅周辺を、こんな風に、ホームの上から、眺めている、というのも、妙な感じがする。
まるで、この、今、立っているホームの上だけが、都心、という雰囲気がするからだ。
都心が、細長く、茨城県に、伸びただけ。それが、つくばエキスプレス沿線、ということなのかな。
ひょっとしたら、さっきの、枯草地帯を突破した先に、本当の、筑波があったりして。
そして、さらに言えば、そこにこそ、都心を脱却した、スローライフ、っていうやつが、あるような気もするなあ。
列車が着たので、さっそく、乗り込む。
結局、つくばエキスプレスが、いかに、高速だろうと、いかに、快適だろうと、自分を、都心から、脱出させてはくれない、とわかった。
(2009年4月記)