東西線竹橋駅(日本経済新聞社東京本社)

日本経済新聞社東京本社

内堀通りを南へ歩く。
途中、消防庁本部を過ぎたところで、東へ曲がる。
すぐに、通りの北側に、日本経済新聞社東京本社ビル。(工事中はこちら
最近、竣工した、巨大高層ビル群の中の一つだ。
さっきの、気象庁のすぐ南側になる。
近くに、こんな巨大な建築物が、壁のように、建ち並んだら、気象庁も、移転しよう、という気になるかも。
まさに、迫り来る、高層ビル、というところだな。
こんなに集中的に建てて、大丈夫か、と思ってしまうが。
バブルの頃は、今とは、まったく、逆だった。
副都心を、都心の四方に、配置し、とにかく、分散させようとしていたな。
中心部は、あまり、変わらなかった、と思う。
もっとも、こんな風に、四方に、手を広げ過ぎて、バブル崩壊になった、ともいえるのだが。
そういえば、そんなバブル華やかりしき頃だったかな。近くを歩いていたら、外国人が、道を尋ねてきたのは。
たどたどしい日本語で、「ダイニ」は、どこか、と聞いてきた。
「ダイニ、ダイニ」と、言われても、こちらは、さっぱり、わからなかったな。
すぐ後で、合同庁舎第2号館だ、と気付いた。
その頃、日本は、世界から、ジャパンアズナンバーワン、なんて、言われていて、国際的には、絶好調、だった。
だから、外国人にも、物怖じしなかった、ということで、今でも、そんなことを、覚えている。
ところで、その合同庁舎第2号館は、どうなっているのだろうか。
今、目の前にある、日本経済新聞社東京本社ビルをはじめとする、巨大高層ビル群に、変貌しているのだ。
ずいぶんと、立派になったものだが。
でも、その代わり、というわけでもないんだろうが、日本は、ジャパンアズナンバーワンから、すっかり、凋落してしまった、というのは、何か、悲しいな。
(2009年4月記)