都営浅草線宝町駅(京橋二丁目16地区計画)

京橋二丁目16地区計画

南へ歩き、東西に伸びる、永代通りに入り、東へ。
しばらく歩くと、都営浅草線日本橋駅がある。
永代通りに出たところで、すでに、銀座線、東西線の、日本橋駅があるけど。
いちおう、都営浅草線日本橋駅も、乗換駅なのだが、都営浅草線の方は、ちょっと、離れた位置にあるな。
ただ、この、ちょっとした距離が、東京駅方面との遠さを、生み出しているような気がする。
だからだろうか、都営浅草線は、なんとなく、ローカル線の雰囲気がある。
宝町駅で下車。
地上に出ると、南北に伸びる幅広の昭和通り
この通り、昭和の初めに、開通したので、昭和通り、というらしいのだが。
でも、そういう経緯がなくても、今、見ると、なんとなく、昭和通り、という名前は、この通りには、よく合っているように思える。
通りが、都心中心部と、その外側の、境界になっているように見えるからだ。
このような境界は、昭和の時代の、都市計画の、所産、なのだろう。
特に、通りの外側、すなわち、東側には、都心とは、思えないような、街並みが、残っている。
その、特徴的な街並みが、昭和の時代を、思い起こさせるのだ。
ただ、昭和が終わり、バブルが崩壊した後の、都心集積化の時代、このような、取り残された場所には、高層ビルが建ったりする。
そんなことに思いを巡らせながら、昭和通りを北へ歩くと、すぐに、通りの東側に、京橋二丁目16地区計画の工事現場。
高層ビル化の流れは、まだ、続いているものらしい。
そういえば、この、さらに東側には、平成通り、というのもある。
今度は、そちらが、都心中心部の外郭、になるのだろうか。
そんなことは、ないだろうなあ。でも、遠い将来、案外と、そうなっているかも。
(2009年4月記)