千葉モノレール県庁前駅(県庁前駅駅舎)

県庁前駅駅舎

猪鼻の台地の上を、あちこち、歩き回ってみたが、特に、何かがあるわけではないので、すぐに、行くところがなくなってしまう。
千葉氏の城郭や、館は、どうなっていたのか、とか、その頃の、町並み、なんかが、具体的にわかれば、よかったのだが。
そういえば、例のニセ天守閣、中身は、博物館になっいるのだが、なんとなく、入る気がしないな。
でも、千葉の源流を、こうして、実感できたことだし、それだけで、十分だろう。
ということで、もう、帰ることにする。
北側の階段を降りていくと、さっきの、猪鼻の西側にある、通りに出た。
通りを、南へ南へと歩いていくと、千葉モノレールの県庁前駅。
ちょっと離れているが、西側には、JR本千葉駅があるのだけど。
無駄な気もするが、千葉モノレールの駅のほうは、ペデストリアンデッキで、千葉県庁、その他の施設と、直結しているみたいだから、いいのかな。
改札を通り、県庁前駅の橋上ホームへ。
客も、あんまり、いそうにないし、そもそも、本数がなさそうだ。やっぱり、あんまり、役に立っていないのかもしれないな。
ベンチに座って、モノレールの車両が、やってくるのを待っていると、ふと、昔のことを思い出してしまった。
千葉モノレールが、開通したのは、バブルの頃だが、その時期、千葉の街に、頻繁に、来ていたのだ。
千葉の街中を、クルマで走っていると、頭上を、ゴー、という音をたてながら、モノレールが、追い抜いていってたな。
これは、まるで、SFの世界だな、と、思ったのだけど。
今は、バブルの夢の跡。猪鼻と同じだ。
もっとも、千葉の街は、賑やかなので、それで、いいのかもしれない。
(2009年5月記)