千葉モノレール県庁前駅(千葉モノレール延伸先)

千葉モノレール延伸先

実は、千葉モノレールは、県庁前駅から、さらに、延伸する計画も、あったのだ。
結局、その計画は、どうなったのやら。
いちおう、その計画を、書いてみる。
県庁前駅から、北東方向に、どんどん、伸びていき、最終的には、千城台、というところまで、達する、という計画だ。
千城台には、すでに、千葉駅から北方向に伸びている、別のモノレールの路線が、達している。
千城台で、その別の路線と結合し、環状線のような路線になるらしいのだ。
なんとも、壮大な交通網の計画なのだが、実現の兆しすらない。
ということで、とりあえずは、途中まで、ということになったのかな。
最初は、県庁前駅から、そのまま、南へ。京成千原線千葉寺駅を、迂回して、北へ方向転換。千葉大学か青葉病院まで、伸びる予定、ということだったらしい。
でも、これでは、京成線と、二重投資になってしまう。県庁前駅もすでに、近くに、JRの本千葉駅があり、二重投資になっているし。
そういう理由かどうか、わからないが、予定は、さらに、変更される。県庁前駅から、すぐに、北東へ。千葉大学の南側を東に伸び、青葉病院まで、となったようだ。
ただ、この予定も、現在は、頓挫しているみたい。
そもそも、作る順番が、逆だったのかもしれないな。
千城台から、まず、県庁前駅を目指す方が、よかったかも。
県庁前駅まで、辿り着いたら、動く歩道付きの、ペデストリアンデッキを、JR本千葉駅まで伸ばせば、乗換えに便利だ。
と、今さら言っても、仕方ないか。
そこまで、考えたとき、やっと、モノレールの車両がやってきた。
さっそく、乗り込む。
最初に、千葉モノレールを見たときは、未来的で、光り輝いて見えたものだけど、今、こうして見ると、ずいぶん、古めかしい感じがするなあ。
未来に辿り着く前に、たいていは、こんな風に、古びてしまうものなのだな。
そうとは、わかっていも、その先の未来を見てしまうのだけど。
大きく揺れながら、モノレールが、動き出した。
途切れたレールは、どんどん、遠ざかる。なんだか、未来も、遠ざかるようだ。
でも、それで、いいのかもしれない。
(2009年5月記)