都営新宿線菊川駅(菊川駅前)

菊川駅前

大横川を渡り、さらに、新大橋通りを、西に歩いていく。
しばらく進んでいくと、南北に伸びる三ツ目通りとの交差点。
その交差点に、都営新宿線菊川駅がある。
もう、菊川駅から都営新宿線に乗って、帰るわけだが。
ちなみに、菊川駅の、「菊川」は、大横川の西側を、南北に、平行して、流れていたらしい。
さらにいうと、この菊川駅のちょっと東側、新大橋通りの北側には、かつて、「鬼平」で有名な、長谷川平蔵、そして、「遠山の金さん」の遠山金四郎が、住んでいた、ということだ。
この時代劇の重鎮二人が、隣同士だったわけではなく、最初に、住んでいたのは、長谷川平蔵の方。
長谷川家の家は、長谷川平蔵が、火付盗賊改の仕事に没頭しすぎて、家督が、すっかり傾き、次の代あたりで、結局、手放すことになってしまう。
その手放した家を、買い取ったのが、遠山金四郎なのだ。
特に、遠山金四郎が、長谷川平蔵のファンだったので、買い取ったわけではなく、まったくの、偶然らしい。
とても興味深い話なのだが、実は、このとき、こういう、史実があるなんて、知らなかったのだけど。知っていれば、カメラに収めていた。
ひょっとして、自分が、菊川駅に辿り着いたのも、何かの、偶然かな。どうでもいい、偶然だが。
たんに、錦糸町駅まで戻るよりも、このまま、都営新宿線に乗った方が、早く帰れる、と思っただけ。
でも、じゃあ、何で、菊川駅あたりまで、歩いて来たのだろう。やっぱり、偶然なのかな。とりあえずは、次、訪れる楽しみが、増えたことは、確かだけど。
次、来たときは、長谷川平蔵ゆかりの地テーマパークが、できているかも。
それは、ないだろう。
ただ、一帯が、テーマパーク化しているのは、事実だ。
時代は、まさに、動いている。
(2009年5月記)