田園都市線池尻大橋駅(プリズムタワー)

プリズムタワー

この神社は、江戸時代の前に、今の、山梨県上野原市あたりから、やってきたらしい。
ただ、氷川神社、というのは、もともと、武蔵国にしか、分布していないはず。
ということは、上野原市から神社が、来る前に、すでに、そういった何か(祭儀の場、のような)が、あったのかかな。
だから、その何かを、尊重し、武蔵国在地の、氷川神社、としたのかも。
もう、今となっては、まったく、わからなくなってしまったが。
そういえば、一帯には、古代の遺跡が、多いと、聞く。
縄文時代弥生時代。一帯には、相当、古くからの、多くの営みがあったのだろう。
ひょっとしたら、その頃の、古代の雰囲気、といったものが、この神社には、まだ、残っているのかもしれない。もっとも、この神社に、限らず、神社、というのは、そういったものなんだろうけど。
今度は、急な、石段を降っていく。一段一段、降りるたびに、異界から、現世へと、徐々に、戻っていくようだ。
そして、目の前には、巨大な、ジャンクションの建造物が立ち現れてくる。
工事現場の、荒々しい光景。これが、現在の営み、というわけか。
石段を降りきり、また、歩道橋へ。
歩道橋で、交通量の多い、246号線を渡り、通りの南側に出る。
ジャンクションの工事現場の北側を、西へ西へと、歩いていく。
やがて、南北に流れる、目黒川。
その目黒川の東岸、巨大ジャンクションと目黒川に挟まれるようにして、高層住宅、プリズムタワーが建っている。(工事中はこちら
あまりに、隣のジャンクションが、でかすぎて、この高層住宅が、付属しているように、見えるな。
ジャンクションだけ、作ると、土地利用としては、もったいないので、居住区間も、作ってみたわけかな。
とにかく、現代の、ある一つの、生活の営み、ということだ。
(2009年5月記)