田園都市線池尻大橋駅(池尻大橋駅前商店街)

池尻大橋駅前商店街

目黒川を越え、さらに、西に進む。
すぐに、田園都市線の、池尻大橋駅への入口。
田園都市線は、二子玉川まで、地下を走っているので、地下駅、ということになる。
池尻大橋駅入口を過ぎて、すぐ、南側に、池尻大橋駅前商店街が伸びている。
渋谷から西側、初めての、商店街、ということなのだろう。
いちおう、都心と、田園都市を結ぶ、田園都市線沿線なのだが、二子玉川みたいな街ばかりではなく、このような、庶民的な商店街もあるようだ。
一帯は、交通量の多い、246号線沿い、さらに、上空には、首都高渋谷線の高架が走っていて、住環境がよくない。
そういうことで、庶民的な、街並みが、残ったのかもしれないな。
さらにいえば、目黒川沿い、というのも、大きいかもしれない。川沿い、というのも、住環境がよくないからだ。
池尻大橋駅前商店街を南へ歩いてみる。
よくある、買い物客で賑わう商店街、という雰囲気とは、程遠く、あまり活気がある、とはいえないみたい。
魚屋さんや、八百屋さんが、あちこち、あるわけでもないし。どこの商店街にもあるような、激安スーパーもありそうにない。
昔は、たぶん、大いに賑わって痛んだろうけど。
ただ、代官山だの、自由が丘だのよりは、ずっと雰囲気がいいことは、確かだ。
客層は、松涛や青葉台のような、山の手ではなく、やはり、目黒川沿いの、集合住宅なんだろう。
そういえば、毎年の、商店街の、お祭りは、さっき、訪れた、大橋氷川神社例大祭らしい。
ということは、大橋氷川神社の氏子、ということなのかな。
近くには、高速道路が伸び、目黒川が、なくなり、そして、今また、巨大なジャンクションが建とうとしている。
そんな、時代の荒波の中、お祭りだけは、変わらないのか。
そうとわかると、なんとなく、ほっとしてしまう。
今年も、来年も、この先、ずっと、ずっと、将来も、お祭りだけは、変わらない。
(2009年5月記)