南北線永田町駅(赤坂見附跡)

赤坂見附跡

246号線に戻り、再び、東へ。
今度は、上り坂になる。
その坂を登ったところに、巨大な石積み。
赤坂見附跡だ。
この高台から西の方を、眺めやると、かなり、遠くまで、見通しが利く。
見附は、見張り所のことなので、当然なんだろうけど。
だとすると、やはり、さっきの、見通しの効かない、低地にある、赤坂見附交差点は、例えば、赤坂交差点、という風に、名前を変えた方がいいかも。
だが、地下鉄の最寄り駅が、赤坂見附駅になってしまったので、今さら、もう、遅いだろうな。
それに、TBSの前に、すでに、千代田線の赤坂駅が、できてしまっている。
ということは、赤坂見附駅赤坂駅に、変更するわけには、いかないはずだ。
赤坂交差点に、赤坂見附駅がある、というのも、妙だな。
こんな風に、今になって、交差点の名称を、赤坂交差点に変えてしまうと、いろいろと、混乱してしまうに、違いない。
さらに言えば、赤坂見附駅から、連絡駅の、半蔵門線永田町駅ホームに、いったん出て、そこから、改札を通って、地上に出れば、赤坂見附跡が、すぐに、あるわけだから、赤坂見附駅でもいいわけだ。
ということは、赤坂見附駅が、赤坂見附駅でも、いいなら、赤坂見附駅がある、交差点の名称も、赤坂見附交差点でも、いいことになる。
なんか、変だな。
要するに、こういうことかもしれない。
江戸時代以前は、見附が、重要な、機能を、持っていたのだが、今は、史跡、あるいは、歴史的テーマパークとしての価値しか、持たない、ということだ。
だから、「見附」、という名前が、どこにあっても、いいのだろう。
そういうことにしておくかな。
再び、西の方を、見やると、眼下には、赤坂見附交差点。
今は、道路の高架があるのだが、赤坂見附からは、赤坂見附交差点が、よく見渡せる。
だから、赤坂見附交差点、なのかな。まさかね。
(2009年6月記)