銀座線虎ノ門駅(環状2号線から外堀通りへ)

環状2号線から外堀通りへ

桜田通りの西側、公園のようになっている場所を、かまわず、突っ切って行くと、虎ノ門病院の北側に、ひょっこりと出る。
虎ノ門病院の北側に、西へと伸びる道路。
ほとんど、交通量のない通りなのだが、この通りが、将来は、環状2号線になるようだ。
この通りを西へと歩くと、果たして、外堀通りへ。
外堀通りが、環状2号線なわけで、つまり、環状2号線の工事も、ここまで、ということになる。
ちなみに、環状2号線予定地の、南側にある、虎ノ門病院だが、再開発されるかもしれない。
なんとなく、そんな、雰囲気もするな。
やはり、環状2号線の開通は、都心の街並みを、大きく変えていくようだ。
ところで、話変わって、再び、桜田についてなのだが。
この、「桜田」、という地名の所以が、わからない。
言葉だけ見ると、田圃の畦道に、桜木が、幾本も、植わっていて、とても、美しそうな感じだが、そもそも、桜が咲く頃、田圃には、まだ、水すら張っていないので、美しい光景、というのは、ちょっと、無理がある。
そんな、美しい景色なら、江戸名所図会に、絵図が、載っていても、いいはずだが、載っていないし。過去にも、そんな絵図が、あるとも、思えない。
ということは、「桜田」の「桜」は、桜木のことでは、ないかもしれない。
では、なんだろうかと、考え込んでしまう。
ふと、千葉県の「佐倉」、と同じなのかな、と、ひらめく。
「佐倉」の地名の、所以については、麻の倉、「麻倉」が、「さくら」になった、という、説があるのだ。
そういえば、桜田の、西側は、「麻布」ではないか。
だとすると、こちらも、「麻倉」が、「さくら」になり、その地に流れる川が、さくら川、田圃があれば、さくら田、になった、というのは、どうだろう。(愛宕山の旧名が、さくら山でなくて、桜田山、というのは、説明しづらいが)
ちょっと、強引な解釈かな。実際は、どうなのか、わからないけど。
さて、外堀通りにも、着いたし。
環状2号線工事現場を辿る道行も、終わりに近い。
(2009年6月記)