銀座線虎ノ門駅(霞が関三丁目計画工事現場)

霞が関三丁目計画工事現場

南側を見ると、JTビルが、聳え立っている。
バブルが崩壊した頃の竣工なので、もう、けっこう、古い方かもしれない。
完成したときは、妙に細長いビルが、ぽつんと立っている、そんな感じだったが。
でも、実は、環状2号線の、要に当たる場所に、立っていたわけだ。
さらに、数年後は、その、南側一帯が、再開発されるかもしれないし。
先見の明があったのだろう。
もっとも、外堀通りの北側には、すでに、霞が関ビルがあるわけだから、環状2号線は、折込済みだったのかな。
実際は、どうだか、わからないが。
とにかく、この場所が、新橋、汐留、勝どき、晴海、豊洲、そして、臨海副都心有明、という風に、直結する。
直結して、どんなメリットが生ずるのか、すぐには、思い浮かばないのだが、とりあえずは、凄いことなのだろう。
そういえば、つい、この前も、霞が関ビルの東側に、霞が関コモンゲートなる、高層ビル群が、完成したっけ。
なるほど、完成したときは、気付かなかったが、環状2号線、というのが、大きな要素、だったのかもしれないな。
外堀通りを、西へ歩いていく。
すぐに、外堀通りの、少し、北側に入ったところに、霞が関三丁目計画の工事現場。
こうして、また、高層ビルが、建っていくのだ。
将来は、本当に、どうなるのだろう。茫漠とした思いにかられ、一瞬、立ち止まってしまった。
とりあえず、日比谷神社は、新築されるらしいことは、わかっている。
新橋の飲み屋街は、相変わらず、賑わっているのかな。
そんなことの、心配をしていること自体、もはや、時代の流れから、取り残されている、証拠かも。
でも、それで、いいような気がする。
そう気付くと、少し、ほっとした。
近くの溜池山王駅から帰ろう。
(2009年6月記)