山手線大塚駅（ソルクレスト池袋）

宮仲公園通りをさらに、北西に、歩いていくと、明治通りとの交差点。
交差点には、TOKYOシティトリエが建つ。
ところで、今回は、谷端川の流路を意識しながら、歩くことにしている。ただ、もはや、地表に川の流れはないので、地形を注意深く見ていくしかない。
その谷端川は、大塚駅付近から、南東へと流れていくのだが、いちおう、その上流の流路の跡に、宮仲公園通りが通っているらしい、ということは、わかっている。
ということで、地平面の高低差を見ながら歩いているのだが、この明治通りと宮仲公園通りの交差点よりも、手前、つまり、東側の方が、谷地になっていることが、わかった。川が、交差点で、直角に、向きを変えるわけはないので、当たり前か。
交差点から、明治通りに入り、南へ。上り坂となっている。
すぐに、通りの東側に、ソルクレスト池袋がある。
数年前に、竣工している。
こうして、かつての、谷端川の流域に、ぽつぽつと、高層住宅が、建っていく、というのは、興味深いことだ。
交通量の多い、明治通り沿い、ということも、理由なんだろうけど。
たぶん、そこには、以下のような、因果関係があるのかも。
すなわち、川沿い、というのは、住宅地に適さない。
だから、大きな施設、商店街、あるいは、下町になっていく。
そういった、場所は、必要がなくなれば、大規模な再開発の、対象になるのだ。
そして、その結果、高層ビルが、建っていく、ということかな。
ウォーターフロント、というやつだ。
もっとも、この場所の、川は、地表からは、姿を消しているけど。
ただ、姿は消しても、ウォーターフロントの、種だけは、残していくわけだ。
（2009年6月記）