有楽町線豊洲駅(豊洲3-2街区ビル計画)

豊洲3-2街区ビル計画

有明テニスの森駅から、ゆりかもめに乗る。
車窓から、下を見ると、まだまだ、三沢光晴を悼む、行列は、続いている。
この、行列の長さは、悲しみの深さを、表しているのだろうな。
どこまでも続く行列。果てしもなく深い悲しみ。
走るゆりかもめから、ずっと、下を見ていたら、結局、行列は、豊洲駅近くまで、続いていた。
終点、豊洲駅で下車。
相変わらず、賑やかだな。
商業施設やテーマパークみたいな施設があるからだろう。
さらに、高層住宅も、揃ってきたので、人口が多くなった、ということもある。
もっとも、昨今の、相次ぐ訃報に、なんだか、虚しい気持ちになってしまうが。
気を取り直して、メインストリート、晴海通りを、北西に歩いていく。
この大通りの、北東側に、高層の業務棟が3棟、建つ予定だ。
最も東側、豊洲駅近くの、豊洲3-1街区ビル計画は、すでに、着工している。
次いで、着工したのが、真ん中の、豊洲3-2街区ビル計画だ。
住宅が完成すれば、その後は、オフィス棟も建てる、というわけかな。
職住近在、を目指すのだろうか。
本当に、たいていのことが、この区域内で、賄えてしまう、というになったら、便利なんだろうけど。
といっても、自分は、職住近在、というと、地場産業の、小さい工場を思い浮かべてしまうのだが。
そっちの方が、楽しそうだな。
工場、といえば、ちょっと前まで、この場所、一帯には、広大な工場の敷地があったんだっけ。
今は、すっかり、変わってしまった。
変わってみると、実に、あっけないくらい。
あまりに、あっけないから、虚しくなってしまうのかな。
ひょっとすると、そういうことを、虚しいと思う気持ち、悲しいと思う気持ちは、永遠なのかもしれない。
そして、未来を夢見る気持ちも。
せめて、そうでないと、救われないな。
(2009年7月記)