東武伊勢崎線越谷駅(越谷駅東口駅前広場)

越谷駅東口駅前広場

春日部駅東武伊勢崎線に乗る。
春日部駅には、東武野田線も乗り入れているのだが、そんな感じは、微塵もないな。
もっとも、それなりに、ホームには、ちょっとした、軽食コーナーがあったりするのは、東武伊勢崎線東武野田線の乗換え、のためなんだろうけど。
一見すると、東武伊勢崎線は、本数が多いのに、なんで、立ち食いそば屋ではなく、軽食コーナーなのか、と思ってしまうが。
それはそれとして、今回も、ちょっと、そこで、食事でも、と、好奇心が湧き上がってくる。でも、すぐに、列車が、ホームに入ってきて、やっぱり、店に入らずに終わってしまうのだ。
車内の椅子に座りながら、もう、春日部に来ることはない、ということに、ふと、気付いて、少しばかり後悔するけど。
列車は、武里団地のある、武里駅千間台駅を過ぎ、越谷駅へ。
クレヨンしんちゃん」の舞台も過ぎ去ってしまった。(この数ヵ月後に、「クレヨンしんちゃん」の作者も、鬼籍に入ってしまう。舞台となった武里団地でも、いつか、訪れてみようかな。この先、どうするか、決めていないけど。それにしても、本当に、悲しい知らせばかりが続く)
越谷駅の東口に降り立つ。春日部駅と違って、地方、というよりも、郊外の駅前だ。
と、一瞬、思ったけど、それは、高架になった駅舎だけだったな。
かつては、日光街道越ヶ谷宿があったわけで、どことなく、粕壁宿のあった、春日部と同じく、地方都市、という雰囲気が残っている。
新興住宅地、「クレヨンしんちゃん」の舞台は、やはり、春日部と越谷に挟まれた、歴史のない、地域なんだろう。
ただ、江戸時代より前は、粕壁宿や越ヶ谷宿には、何も、なかったと思う。
現在、近くを流れる、古利根川や、元荒川が、本流で、大河だったからだ。
江戸時代に入って、利根川、荒川は、人工的に、流路が変わっている。
そして、今のような、穏やかな、中規模の河川になったのだ。
そういうわけで、粕壁宿や越ヶ谷宿が開かれ、街ができたのだろう。
時代の流れによって、街並みも、変わっていくのだな。
(2009年7月記)