東武伊勢崎線越谷駅(越谷駅東口メインストリート)

越谷駅東口メインストリート

越谷駅の東口から、まっすぐ、東へ、メインストリートが伸びている。
そのメインストリートを、歩いていくと、やがて、南北に伸びる通り。
この南北の通りが、かつての、日光街道だ。
そして、北へ、元荒川を越えて、今の、北越谷駅ぐらいまでが、日光街道越ヶ谷宿だったらしい。
越ヶ谷宿の間を、元荒川が、横断しているが、たぶん、川の北側の方が、栄えていたのだろう。
川の北側にある、久伊豆神社のあたりは、越ヶ谷、という地名なのだが、間に「ヶ」が入る方が、本当の、地名らしいからだ。
とすると、かつて、越ヶ谷宿のあった江戸時代より以前、越谷の、中心は、久伊豆神社あたり、ということになるな。
と思ったら、元荒川の南側には、越ヶ谷本町、越ヶ谷一丁目から五丁目、という町名があったりする。
さらに、あとでわかったのだが、元荒川の流路は、かつて、久伊豆神社の北側だった、ということだ。
また、越ヶ谷本町の西側、宮元町の宮は、久伊豆神社のことらしい。
久伊豆神社は、それほど、古くはないので、ひょっとしたら、もとは、この宮元町に、あったのかも。
宮元町、というと、思い出してしまったが、その西側一帯には、かつて、越谷に来たとき、遭遇した、見渡す限りの、田園風景があったのだ。
このように、考えていくと、どうしても、稲穂の海原に辿り着いてしまう。
ということは、あの、長閑な田園風景が、越谷の、原風景、なのだろうか。
本当は、どうだか、わからないけど。
でも、そのように想像すると、なんだか、楽しい気がしてくる。
(2009年7月記)