横浜線相模原駅(アデニウムタワー相模原)

アデニウムタワー相模原

ペデストリアンデッキを降りて、メインストリートを南へ。
しばらく、歩いてから、東側に曲がり、街中へ入っていく。
少し、進むと、アデニウムタワー相模原。(工事中はこちら
最近、完成した高層住宅だ。
以前、訪れたとき、まわりは、ちょっと、怪しげな、下町っぽい飲食店が軒を、連ねている、そんな一画だったように、記憶している。
今は、かなり、そういうお店は、なくなり、空地や駐車場になってしまった。
もっとも、以前、というのは、アデニウムタワー相模原の工事中のときのことだが。
工事、ということは、飲食店街を、再開発していたわけで、そのときから、すでに、お店は、なくなりつつあったのだろう。
ところで、こうした、下町っぽい、怪しい飲食店街、地方都市には、必ず、存在しているように思う。
このような、影の部分が、地方都市に、奥行きや、懐の深さを、与えているのかも。
逆に、最近、多い、新興の駅前再開発は、とても、明るくて、煌びやかで、品行方正。
でも、面白味が感じられない。奥行きもなくて、薄っぺらな感じ。
さらに、懐が寂しいと、こういう、明るい街の中では、不思議と、居るところがなくて、本当に、困ってしまうのだ。
お金に関しては、底無しなのかな。
だからといって、また、怪しい一帯を作ろう、なんてことに、なるはずはない。テーマパークになる可能性があるくらいだ。
それはそれとして、話は、戻るけど、ということは、アデニウムタワー相模原が建つ前、そこには、下町っぽい飲食店街があったわけで、相模原が、地方都市然とした街だった、面影が残っていた、ということだ。
地方都市だった頃、来たことはないので、どんな、街並みだったのか、今となっては、想像することもできない。
米軍基地があるので、ひょっとしたら、横須賀みたいな感じだったのだろうか。
あるいは、変哲のない、田舎の町だったかもしれない。
もう、すっかり、跡形もなくなってしまったので、さっぱりわからないが、仕方のないことだな。
(2009年7月記)