小田急線相模大野駅(相模大野北口商店街)

相模大野北口商店街

北へ歩き、相模大野駅に戻る。
今度は、北口へ。
閑散とした南口とは違って、北口は、商業地だ。賑わっているかどうかは別として。
ペデストリアンデッキも設置され、エスカレーターを下れば、すぐに、相模大野北口商店街入口。
この商店街、コリドー通り、ともいうらしい。
外観は、大きな宮殿の回廊のようで、豪奢な感じだ。
その先には、デパートの伊勢丹がある。
つまり、相模大野北口商店街は、伊勢丹への回廊なわけか。
もっとも、何度か、こうして、相模大野に来ているが、ついぞ、伊勢丹まで、足を伸ばしたことはない。
妙に駅から距離があって、行く気が萎えてしまうのだ。
このように、商店街とデパートが接合しているパターン、ひょっとしたら、中野駅前のサンモール商店街と中野ブロードウェイに似ているかも。
中野の場合は、高度成長期、相模大野の場合は、バブルの頃だな。
いずれも、未来が目の前に開かれていた、安穏な時代、というのが共通点だ。
今の時代とは、まったく違う。
デパートと商店街が接合するなんて、そもそも、考えられないし。
どっちかが生き残るか、結局、ショッピングセンターができて、どちらも、なくなってしまうか。
相模大野みたいに、両方、くっついて、拡大する、なんて、あり得ないことだ。
過ぎ去った、豊かな時代を、懐かしく思うには、いいのだけど。そうなると、もう、レトロ、なのかも。
ただ、こうして、相模大野北口商店街の中を歩き、バブルの頃の雰囲気に浸ったとしても、やはり、そのまま、伊勢丹まで、歩いていくことはないだろう。
そんな気分は、湧き上がってこない。当たり前か。
(2009年7月記)