東西線大手町駅(丸の内1-4計画)

丸の内1-4計画

さらに、東へと、歩いていく。
途中、南北に伸びる日比谷通りとの交差点。
日比谷通りを越えて、進んでいくと、古いビルが並ぶ。
こちらは、さっき、訪れた、高層ビル群へ移転してきた、事業主の、もといたビルだ。
今度は、空家になった、こちらを、再開発して、また、新たに高層ビル群を建てるらしい。
しばらくすると、南北に伸びる交差点。南へ曲がって、そのまま、南へ南へと歩く。
東西に伸びる永代通りとの交差点。
この交差点の北西側では、大規模に、建物の撤去作業が行われている。
せっかく、建っている、オフィスビル群も、今となっては、いらないわけか。
この中には、かなり高い、高層ビルも含まれている。もったいない話だな。
老朽化しているなら、ともかく、まだ十分、使えそうな気がするんだけど。
その、撤去作業中の敷地の、永代通りを挟んで、南側では、丸の内1-4計画の工事現場。
またしても、高層ビルを建てているわけである。
東京駅周辺は、このように、そこらじゅうで、高層ビルを建設しているようだ。
高度成長期の西新宿高層ビル街や、バブルの頃の幕張、あるいは、ちょっと前の、汐留シオサイトを思い起こさせる勢い。
ただ、かつての、それらの、再開発と、ちょっと、違う点もある。
西新宿高層ビル街、幕張、汐留シオサイト、いずれも、何もない場所に、高層ビルが建っていったわけだが。
今、丸の内、大手町で起こっている、再開発は、既存のビル街を撤去して、そこに、新たな、巨大ビルを建てているのだ。
基本的には、高度成長期頃、あるいは、もっと、それ以前の、歴史的建造物を、建て替えているんだろうけど。
歴史的建造物、といわれるぐらい古ければ、一部を保存して、建て替えるのも、やむを得ないかもしれない。そうなれば、レトロテーマパーク、ということにはなるだろう。
でも、建て替えは、かなり、新しいそうなビルも、含まれている。
ということは、つまり、再開発は、もう、拡大しないで、既存のビル街で行いわけだ。
昨今の、丸の内、大手町の再開発、一見すると、街が、拡大しているように見えるけど、実は、コンパクトシティへの流れに、準じている気もする。
(2009年8月記)