山手線東京駅(東京駅付近中央線高架)

東京駅付近中央線高架

通りを南へ。
しばらくすると、東京駅の西側に広がる、駅前広場に出る。
駅前広場を横切り、いったん、東京駅前へ。
線路に沿って、北へと歩いていく。
線路の方を見ると、中央線の高架。
中央線だけ、一段高い、高架なのだが。しかも、東京駅を出ると、すぐに、地平に降りてしまう。
なぜ、このような高架があるのか、ちょっと、不思議な感じだが。
この高架ができたのは、たしか、バブルが崩壊した頃だな。
なんのために、高架にしたかというと、中央線のホームを上にし、もとの中央線ホームに、隣の路線が、順次、ずれてきて、空いたスペースに、長野新幹線のホームを作ったんだっけ。
それなりに、必然性があるわけだが、もう、昔のことなので、忘れてしまった。
そういえば、長野新幹線、会社の旅行で、一回だけ、乗ったなあ。
軽井沢に用があるわけではないので、もう、乗ることは、まず、ないだろうけど。
ひょっとしたら、最後に新幹線に乗ったのは、この時だったかも。
子供の頃は、よく、新幹線に、乗ったものだが。
当時は、高度成長期、安定期、そういった時代だった。あるいは、バブルの頃でも、乗ろうと思えば、乗れたな。
でも、今は、ちょっと、考えられない。どうして、こうなったのだろう。
そこまで、考えたとき、なぜ、中央線の高架が不思議に思えたか、わかった。
つまり、中央線の高架は、新幹線の新しいホームを増設するために、作られたわけだ。
ただ、新幹線とは、無縁なら、中央線の高架についての、必然性に、思いが及ばなくとも、不思議ではない。
今は、中央線のホームが、いっそう、高いところになってしまったので、エスカレータを上るのに、時間がかかって、面倒なだけだな。
普通のエスカレータに比べて、ちょっと、スピードが、早いような気がするけど、たぶん、それは、気のせいだろう。
(2009年8月記)