山手線東京駅(常盤小学校)

常盤小学校

JRの線路に沿って、北へ。東西に伸びる永代通りとの交差点。
永代通りに入り、東へ向かう。JRの高架をくぐって、東側へ。
再び、JRの線路に沿って、北へ北へと進む。
日本橋川を新常盤橋で渡ると、通りは、北東方向へ、向きを変える。
道なりに、北東へ向かうと、すぐに、通りの西側に、常盤小学校の校舎。
たぶん、東京駅に、一番近い、小学校だと思う。
有楽町駅の近くにも、小学校があったはずだが、そちらよりも、近いかな。
創立は、明治時代初。
相当に古いけど、小学校は、日本全国、いっせいに、多くの小学校が、開校しているので、どこが古くて、どこが、歴史が浅い、というものでもなさそうだ。
ただ、建物の方は、本当に古くて、関東大震災以降のものらしい。
実際、歴史的な建造物として、東京都の認定を受けている。
まさに、歴史的なテーマパークだな。
このような小学校、どんな子供らが、通っているんだろう。
まわりは、もう、オフィス街、という感じではないけど、かといって、郊外の住宅なわけでもない。
それとも、昨今は、都心回帰、ということで、マンションが、あちこちに、建っていて、そういうところから、通って来るのだろうか。
ちょっと、わからないな。
そういえば、こういう、噂を聞いたことがある。
すなわち、常盤小学校のような、都心の、歴史のある小学校には、学区外からの、越境入学児童が多い、というような。
本当なのだろうか。
もし、本当だとすれば、明治の頃、この小学校が、文明開化の希望の下、開校したときの、趣旨と、違っている気もする。
ちょっと、興醒めな感じだな。
建物を眺める分には、その、歴史の重さに、感じ入ってしまうんだけど。
(2009年8月記)