山手線上野駅(上野公園西郷隆盛銅像)

上野公園西郷隆盛銅像

さらに北へ向かうと、やがて、上野駅の南側に出る。
交通量の多い、幅広な、中央通りが、東へと伸びているので、駅前広場みたいだ。
中央通りは、南北に伸びる、昭和通りと交差するのだが、十字に交差するわけではない。昭和通りと、いったん、合流して、北に少し伸びてから、西へと向かっている。
その合流部分が、駅に面して、かなり、広がっていて、そこに、バス停も並んでいるので、事実上、上野駅の駅前広場なんだろう。
広場の上空には、ペデストリアンデッキがある。
このペデストリアンデッキの高さ、上野駅の西側に広がる、上野の山と同じ高さなのかもしれないな。
上野の山から、水平に、歩いてくれば、そのまま、ペデストリアンデッキに出られるわけだし。
まるで、上野の山が、そのまま、駅東側に、広がったような感じがする。
今回は、ペデストリアンデッキに上らないで、そのまま、中央通りを、西へ。
JRの高架を潜る。
西側に出ると、レトロな上野百貨店が目の前に現れる。その上は、もう、上野公園だ。
中央通りは、南へと向きを変えているので、そのまま、道なりに、南へ。
すぐに、上野公園の入口の階段。
この登り階段には、似顔絵描きのおじさんが、何人か、陣取っている。
さすがに、以前、訪れたときよりも、少なくなっているけど。
階段を登りきると、いよいよ、上野公園、上野の山だ。
広々とした、平坦な台地。目の前には、有名な、西郷隆盛銅像
上野に来た、と実感するなあ。
ところで、上野には、なんで、西郷隆盛なんだろうか。
しかも、西郷隆盛には、写っている写真が残っておらず、この銅像と、実物は、けっこう、違っているらしい、という、風聞がある。
実際、自分も、この姿を見ると、西郷隆盛よりも、縄文時代とか、日本の根源のような、そんな、ノスタルジックな感じを持ってしまうのだ。
では、なぜ、ノスタルジックを感じさせるような、銅像が、上野の山に、立っているのだろうか。
(2009年8月記)