西武新宿線東村山駅(パークハウスワンズタワー)

パークハウスワンズタワー

村山駅西口に出る。
ちょっと前まで、東口とは、対照的に、地方都市然とした、駅前風景だったのだが。
東京ではないような、錯覚に陥ってしまうぐらいだったな。
今は、駅前広場の工事中。
完成すれば、東口と同じように、郊外のベッドタウン、という、趣になることだろう。
その、工事中の駅前広場の南側に、パークハウスワンズタワー。最近、完成した、高層住宅だ。(工事中はこちら
近頃、多い、駅近くの、高層ビルだ。
それにしても、東武伊勢崎線北越谷駅前の高層住宅に匹敵するほど、辺鄙な、場所に、建っているな。
もっとも、例えば、つくばエクスプレスだと、何もない場所でも、高層住宅が建ったりするので、今は、交通が至便なら、どこでも、高層ビルが建つものなのかもしれない。
ところで、パークハウスワンズタワーが建つ前、この場所には、ボーリング場があったのだ。
そのボーリング場、実は、一度だけ、行ったことがある。
建物の中には、ボーリングだけではなく、他にも、いろいろな、遊戯施設があって、東村山の、娯楽の中心だったのだろう。
だが、自分が行ったときは、すでに、あまり、流行っているようには、見えなかった。
他にも、遊ぶ場所は、あるだろうし。
たぶん、地元だけで、何事も、完結する、ということは、なくなってしまったのに違いない。もしそうなら、それこそが、地方都市だ。
というわけで、地方都市が、郊外化、ベッドタウン化されるにしたがい、地方の社交場は、敢えなく、衰退してしまったのだな。
そして、その跡地には、駅と直結した、高層住宅が、建つわけだ。
ますます、都心との、結びつきが、強くなっていくような気がする。
(2009年8月記)