西武池袋線秋津駅(秋津神社)

秋津神社

武蔵野線新秋津駅から、商店街を通って、北東側へ。
西武池袋線秋津駅前に出る。
互いの駅が、ちょっと、離れているのは、西武池袋線秋津駅の方が、かなり、古いからだろう。
たぶん、すでに、駅前が完成してしまったので、後から開通した、武蔵野線は、少し、外れた場所を通ることになったのだ。
と、思ったが、西武池袋線秋津駅の北口に出てみると、まったく、何もない。
これなら、秋津駅を、西に移設してしまった方が、便利なんじゃないかな。
西武池袋線に沿って、いったん、西へ。
すぐに、線路の南側に出て、南西方向に歩く。
狭い道路を歩いていくと、神社に、行き当たる。
秋津神社だ。それほど古い神社ではないが、緑が深く、静かで、趣がある。
「秋津」は、トンボのことなのだが、地名と、関係するのかな。
ところで、何で、秋津まで、わざわざ、歩いてきたのか、というと、近くに、「となりのトトロ」の監督、宮崎駿が、かつて、住んでいたからだ。
たしか、某テレビ番組で、秋津を取り上げたとき、宮崎駿監督が、よく、来ていた、パン屋さんが、紹介されていたっけ。
そういうわけなのだが、もし、この時、前知識として、松郷のことを、知っていたら、秋津駅から、すぐにでも、北へ、歩き出していただろう。
ただ、実際、松郷まで、足を伸ばさなくて、よかったと、思っている。
なぜなら、松郷は、「となりのトトロ」の舞台のモデルではない可能性が、非常に、高いからだ。おそらく、地名だけ、使われたに違いない。
他にも、地名を使った例を挙げると、松郷の北を流れる、東川から、東電鉄、東電鉄バス、松郷の西側、牛沼は、そのまま、その牛沼の南側の松井は、松井川、という具合だ。
では、実際のモデルは、どこなのだろう。
ここで、いま一度、「となりのトトロ」の世界を、検証してみる。
まず、「となりのトトロ」の松郷の位置について。
七国山病院(新山手病院のこと)から、北東側。南北に伸びる鉄道の、すぐ西側。松井川が南東へ流れているが、その川の北東側。
これらの条件を満たす場所が、「となりのトトロ」の舞台の可能性が強いはず。
例えば、南北に伸びる鉄道が、西武池袋線だとすれば、また、松井川が、柳瀬川だとすれば、どうだろう。
秋津駅の北西側が、そのような場所と、合致するはずだ。
なんのことはない、「となりのトトロ」の監督、宮崎駿の住んでいた所ではないか。
ただ、そう考えると、「となりのトトロ」の作品世界は、わかりやすくなると思う。
それに、ひょっとしたら、本当に、トトロのいる、塚森、みたいな場所が、あるのかもしれない。
今度、時間があったら、訪れてみよう。
(2009年8月記)