都営大江戸線東新宿駅(新宿六丁目N街区計画)

新宿六丁目N街区計画

新宿アインスタワーの、職安通りを挟んで、南側には、新宿六丁目N街区計画。
その、さらに南側、新宿六丁目S街区計画を、合わせて、広大な、再開発工事を、行っている。
完成すれば、新宿アインスタワーなどとともに、高層ビル群を形成することになるだろう。
最寄り駅としては、東新宿駅があるが、都営大江戸線副都心線が通っている。さらに、地上には、交通量の多い、明治通り
ここらへんは、まさに、交通の要衝だな。
このように、交通の便がよく、変貌著しい一帯なのだが、それ以前は、日本テレビゴルフガーデン、というのがあった。
高度成長期の終わり頃に完成している。
これから、日本も、やっと、レジャーを楽しめる、そういう時代だ。バブル期は、このゴルフ場、大いに賑わってたらしい。
その前は、前田侯爵邸の敷地だったのだが、詳細は、よくわからない。
ひょっとしたら、目黒区駒場にある、有名な前田侯爵邸の別邸なのかも。
前田公爵というと、江戸時代の加賀藩前田家を前身としている。
ということは、この場所、加賀藩前田家の屋敷跡かな、と、一瞬。思ったが、そういうわけでもないのだ。
出雲広瀬藩松平家下屋敷跡だった、ということらしい。
それが、なぜ、明治時代になって、前田家の屋敷になったのか、その経緯については、まったく、わからないな。
ところで、一帯は、蟹川の流路跡。このように、川の谷底は、下町になったりするものだが、江戸時代の大名の屋敷跡だったりもするようだ。
そういう場合は、敷地が広いので、大規模な、再開発もされやすいのかな。
さっき、訪れた、徳川尾張家の下屋敷が、戸山公園や国立国際医療センターになっているのと同じだ。
いちおう、そちらも、部分的だが、蟹川の流路跡になっている。
そんな場所なのだが、数年後には、一変し、高層ビルが、建ち並ぶようになっていることだろう。
時代の流れを感じるな。
(2009年8月記)