りんかい線東京テレポート駅(都立潮風公園入口)

都立潮風公園入口

上井草駅に戻り、西武新宿線へ。都心に向かうことにする。
ところで、なんで、ガンダムの像が、この駅にあるのかというと、ガンダムを制作した、サンライズの最寄り駅が、上井草駅だからだそうだ。
町おこし、ということで、ガンダムの像を立てたのだろう。
ただ、トトロの里はあっても、ガンダムの街や、ケロロ軍曹(同じくサンライズで制作しているらしい)の街、というのは、ちょっと、無理があるかもしれないな。
などと、考えているうちに、列車は、高田馬場駅へ。山手線に乗り換える。
さらに、大崎駅で、りんかい線へ。
りんかい線の車両に乗り込んで、シートに座っていると、ガンダムなんて、商店街には、関係なさそうだな、なんていう、雰囲気よりも、あの、さっきの本屋の、ご主人のような、ガンダムへの熱気が、徐々に、高まってくるような気配。
そんな気配を、車内に、閉じ込めたまま、りんかい線は、大崎駅を出る。
東京テレポート駅で下車。
車内にあった、ガンダムの熱気が、かなり、増幅されて、一緒に外へ出てくる。
そして、その熱気に、押されるようにして、地上へ。
地上に出ると、西へ西へと、熱気に巻き込まれるようにして、歩いていく。
実際は、行列と共に、進んで行ったのだが。
途中、北へ向きを変え、掘割になっている湾岸道路を越え、そのまま、北へ。
再び、西へ折れて、都立潮風公園へと入っていく。
このように、行列をどんどん、吸い込んでいる、公園は、もう、ガンダムへの熱気が、溢れるようだ。
熱気の波に押されるように、公園内の植樹の間を、歩いていく。
すると、この、熱気を、呼び込んでいる正体が、木々の梢の上を通して、見えてきた。
巨大な、ガンダム像があるのだ。
あまり、ガンダムに詳しくない、自分のような者でも、その迫力は、十分に感じる。
特に、手前に、木々があるので、その巨大さが、実感できてしまうな。
(2009年8月記)