りんかい線東京テレポート駅(青海付近ゆりかもめの高架)

青海付近ゆりかもめの高架

ヴィーナスフォートの南側には、新都市交通ゆりかもめの高架が、伸びてきている。
ヴィーナスフォートは、予期せず、当たったのだが、ゆりかもめもまた、その部類に入るのかもしれない。
ただ、臨海副都心の敷地の中を、ジグザクに伸びていて、迂回し過ぎで、不便な感じもするけど。
それに、たぶん、このような、交通機関を、今、敷設するとするなら、特に、道路が混んでいるわけでもないので、ただの、路面電車になっていただろうな。
もっとも、近場リゾート地なら、高架の上を、のんびる走る、というのは、かえって、観光客にとっては、魅力的なことに違いない。
車窓の景色も楽しめるわけだし。
ということで、臨海副都心の観光路線として、ゆりかもめは、今日も、盛況なのだ。
でも、ヴィーナスフォートゆりかもめは、本質的には、異なると思う。
ヴィーナスフォートは、暫定的な施設だが、ゆりかもめは、当初の予定施設、ということだ。
例えば、臨海副都心が、スペースコロニーだとすると、ヴィーナスフォートは、明らかに、場違いだが、ゆりかもめは、なんとなく、あっても、いいような気がする。
だから、ヴィーナスフォートは、なくなっても、ゆりかもめは、今後も、走り続けるわけだ。
と思ったけど、スペースコロニーだって、バブルの頃の、日本の描いた、ファンタジーなのだ。だとすると、ゆりかもめもまた、同じような気もする。
どっちもどっち、というところか。
だけど、ただのファンタジーが、神話になると、話は、別なのかもしれない。
ただの、観光路線、というわけにはいかないだろう。
今のところ、間違いなく、観光路線なのだからいいのだけど。
(2009年8月記)