総武線秋葉原駅(交通博物館跡)

交通博物館跡

通りは、南へと、向きを、変えていく。その、東側には、廃墟のような、大きな建物。
その場所には、かつて、交通博物館の敷地が広がっていたのだが。
施設自体は、ちょっと前に、すでに、閉鎖している。
今、残っているのは、コンクリの残骸ばかり。
そんな交通博物館なのだが、閉鎖する前、一度、入ったことがある。
古そうな佇まい、昭和の雰囲気に惹かれたのだ。
興味がてら、何か、お土産でも買おうかとも思っていた。
だが、結局、そのときは、夕刻、終業間際に、入場したので、なにがなんだか、わからずに、何も買えずじまい。
それでも、館内の、レトロな雰囲気が、とても、印象に残っている。
レトロさが、もともとのテーマではないと思うのだが、そこらの、昭和の時代テーマパークなんかよりも、迫力があったな。
昭和の頃から、変わらずに、あるのだから、当たり前かもしれないけど。
ここまで、レトロだと、なんだか、交通博物館そのものを、丸ごと、歴史博物館に収蔵した方がいいんじゃないかと、思ってしまう。
ただ、残念ながら、程なくして、交通博物館は、閉鎖。再度、訪れることは、もはや、叶わない。
今は、埼玉県に移設されて、真新しく、リニューアルされたらしいけど。
でも、なんだか、そちらには、行く気がしないな。
(2009年8月記)