総武線千駄ヶ谷駅(都立明治公園の渋谷川跡)

都立明治公園の渋谷川跡

たぶん、本当は、この通りには、ビクター青山スタジオに因んだ、名前を付けたかったのだろう。だが、何かの事情で、できなかったのかもしれない。
かといって、この場所を、特定するようなものは、他にはないし。
ということで、「ビクター青山スタジオ」から、かなり、遠回りな連想を施し、その結果、辿り着いた名前が、「キラー通り」、なんじゃないかな。
実際、どうなのか、わからないが。
そんなキラー通りを北へと、歩いていく。
やがて、東西に伸びる通りとの、交差点。
この交差点の南西側に、当のビクター青山スタジオがある。
交差点の北東側には、広大な、都立明治公園霞ヶ丘広場の敷地。
公園の敷地になっているためか、ここから、渋谷川の流路が、はっきりと、わかるようになっている。
まるで、川の流れを、模したような、歩道が、キラー通り(厳密には、交差点から北は、外苑西通り)と霞ヶ丘広場の間に、伸びているのだ。
この歩道の地下には、本当の、渋谷川が、流れていることになっているのだけど。
実際、歩いてみると、道は、曲がりくねり、所々に、石などが、配置されてあり、やはり、渋谷川をイメージした、造りになっているように思える。
そんなことなら、いっそのこと、蓋を取り除いて、渋谷川の流れを、再現すればいいのに。もう、無理かもしれないけど。
ところで、明治公園という名前なのだが、できたのは、高度成長期のオリンピック直前。時期的に、明治時代とは、何の関係もない。
たぶん、東側一帯に、明治神宮外苑が広がっているので、そこから、明治公園、としたのだろう。
あるいは、明治神宮外苑を、西側に、拡大させたから、とも考えられる。
(2009年9月記)