東武伊勢崎線東向島駅(向島百花園)

向島百花園

細い道は、北へと、曲がっているので、道なりに、北へと歩いていく。
しばらくすると、北西方向に伸びる、交通量の多い、幅広の、明治通り
明治通りに入り、北西へ。
すぐに、西へ伸びる小道がある。その小道を西へ進む。
少し歩くと、北側には、向島百花園
中に入ってみると、植えられている、草木が多く、密集しているが、見物客も多く、とても、混んでいる。
混んでいるのだが、鑑賞が目的なので、騒がしいということはなく、存外、静かだ。
派手な、飲食施設もないし。むしろ、素朴な雰囲気。。
そんな向島百花園なのだが、この庭園の、特徴は、大きな木が、ないことかな。
草花が、メインなので、そうなったのかもしれない。陽光を遮るものがないためだろうか、園内は、とても、明るい感じがする。
開園したのは、江戸時代。
当初は、梅がメインで、新梅屋敷、といっていたそうだ。
ただ、戦災で、全部、焼けてしまったので、梅屋敷、という景観は、もう、今では、残っていない。
ひょっとしたら、全焼してしまった、ということも、園内に、大きな木がない理由の一つかも。
ところで、自分は、園芸や、ガーデンニングについては、知識もなければ、それ以前に、興味もない。だから、園内に植えられている草花を見ても、ただの、雑草にしか見えないのだが。
でも、そんな野辺の草花を、熱心に見つめる、大勢の、見物客には、とても、好感が持てるし、平和的な感じを受ける。
かつて、この近くにあった、玉の井の私娼窟が、妙な感じで、盛り上がるよりも、向島百花園が、賑わう方が、いいかな。
(2009年9月記)