総武線船橋駅(船橋 意富比神社)

船橋 意富比神社

大神宮下駅から、北に歩いていくと、意富比神社。
別名は、船橋大神宮。
以前、訪れたときは、たしか、大きな神社の近く、という、賑やかさがあったけど、今は、ひっそりとしている。
今回は、時間がなくて、中には、入らなかったけど、この前、入ったときは、大きくて、歴史のありそうな神社だな、と感じたが。
実際、延喜式にも、載っている、正真正銘の、古社だ。
おそらく、太古の昔から、神社の周りには、暮らしがあったに、違いない。
どうして、船橋に、大昔から、暮らしがあり、神社があるのかというと、おそらく、以下のような、ことだろうと思う。
すなわち、鎌倉時代より、前は、関東平野は、広く、湿地帯が、広がっていて、内陸よりも、海岸の方が、栄えていたのだ。
湿地帯よりも、海上の方が、はるかに、移動しやすかったからだろう。
だから、船橋のような場所に、大きな集落があり、そして、神社も、創建されたりしたのだ。
ところで、意富比神社の西側には、海老川が、南へと、流れているが、少なくとも、鎌倉時代は、川ではなくて、大きな、入江だったらしい。
夏見入江という名前なのだが、その名前は、船橋駅の、ずっと、北側、夏見台地に、残っている。たぶん、そこまで、入江は、広がっていたのだ。
この、大きな、入江の、入口近くに、意富比神社が、あったわけで、ひょっとしたら、何か、関係があったのかもしれない。
どういう関係か、わからないけど。
時間があれば、今度、ゆっくり、訪れたいものだ。
西に向かい、京成電鉄の高架下を、北へ。
船橋駅を目指す。
(2009年9月記)