銀座線外苑前駅(明治聖徳記念絵画館)

明治聖徳記念絵画館

外苑総合グラウンドの東側を、北へ北へと、歩いていく。
この、グラウンドも広大で、またしても、果てしなく、遠い。
やっと、グラウンドの北側に、出る。
グラウンドの北側には、とても、奇妙な建物、明治聖徳記念絵画館
デザイン的には、東京駅舎や、国会議事堂に似ているのかな。
こういうの、ネオ・バロック様式、というのだろうか。
興味ないので、ちょっと、わからないが。
形ばかりの、重厚さ、一目で、ヨーロッパと分かるが、ただそれだけ。
そんな印象がするけど。
それで、なぜ、そのような、絵画館があるのか、というと、それは、たぶん、ここが、明治神宮の外苑、だからだろう。
さっき、庭園ではなく、公園、と書いたのだが、それはそれで、いいんだけど、実質的には、この場所は、明治神宮の境内なのだ。
だから、絵画館は、神社によくある、宝物殿、みたいなものかもしれない。
ちなみに、明治神宮には、宝物殿が、実際にある。
では、スポーツ施設というのは、どう、考えればいいのだろうか。
これも、神社にはよくある、境内の、奉納相撲の土俵、みたいなものかな。
こちらも、実際、神宮球場の北側、今の、第二球場の場所に、当初は、土俵が、あったのだ。
こうしてみると、神宮外苑、近代的な、スポーツ施設を擁した、市民公園なのだが、実際は、太古の昔と、変わっていないのかもしれないな。
そういうわけで、スポーツ競技の捉え方も、奉納、という独特の、感じ方が、どこかに、あり、それが、国民性なんて、呼ばれているのかも。
だから、どうだ、というわけでもないが。
それにしても、ただの、グラウンドや公園を、延々と歩くのは、本当に、くたびれる。
早く、最寄の駅に、辿り着かなければ。
(2009年10月記)