弦巻三丁目(小川が脇を流れる蛇崩川緑道)

小川が脇を流れる蛇崩川緑道

蛇崩川緑道を、さらに、北西へ。
ますます、静かになっていく住宅街。
まわりは、いつしか、都心の山の手から、郊外の、田園都市という雰囲気に変わっている。
学校が近いのか、子供らが、元気よく、脇を、走り抜けていくのだが、そんな光景も、郊外らしい感じだ。
ふと、緑道の脇を見ると、小川が、流れているではないか。
これが、蛇崩川なのかな、なんて、思ったが、そんな筈はない。
たぶん、復元された、人工的な、水流なのだろう。
ところで、一帯は、弦巻、という地名なのだが、「つるまき」の、「つる」は、水流(つると読む)のことらしい。
とすると、「つるまき」は、湧き水があったり、細流が、くねくねと流れる様を、表しているのかな。
ちなみに、池袋駅西口から、雑司ヶ谷に、流れていた、小川、弦巻川、という名前なのだが、おそらく、この場所と、よく似ている地形なのだろう。
ひょっとしたら、雑司ヶ谷、なんて、地名が付かなければ、弦巻、あるいは、鶴巻、という地名になっていたのかも。
逆に、蛇崩川、本当は、下流は、蛇崩川でいいとしても、上流、水源に近い場所では、弦巻川という名前だったのかな。
今となっては、わからないけど。
そんな、緑なす、長閑な道を、のんびりと歩いていく。
(2009年10月記)