東急世田谷線上町駅(世田谷二丁目 道路工事現場)

世田谷二丁目 道路工事現場

北へと歩いていく。
苑内は、家族連れも多く、憩いの場になっているようだ。
馬のテーマパークで、のんびりする、というのは、来る前は、あまり、想像していなかったな。
馬というと、自分にとっては、競馬ぐらいしか、思い当たらなかったからだ。
ただ、乗馬とか、そういったことになると、もっと、違う、社会的な、意味合いがあるものかもしれない。
ちょっと、古めかしいが、上流階級なんて、感じがするし。
おそらく、それで、郊外の山の手、田園都市に、いち早く、こうした、テーマパークが、完成したのだろう。
馬事公苑の外へ出て、東へと、進む。
一帯は、再び、閑静な、住宅街。
三軒茶屋、あるいは、交通量の多い、246号線から、ちょっと、住宅街に入れば、たいてい、そんな雰囲気なんだが。
こういうところに、暮らしていると、世界観なんて、まったく、違うんだろうな。
延々と、歩いていると、自分が住んでいる環境と、あまりに、違いすぎて、何か、打ちひしがれてしまう気分。
そのまま、東へ東へと、歩いていくと、世田谷通りに出る。
この、世田谷通り、交通量の多い、幹線道路なのだが、そのわりに、長閑な雰囲気がするのは、郊外の山の手を通っているからかな。
あるいは、交差する、大通りが、ないので、あまり、利便性がなく、交通量が多いといっても、地元のクルマばかり、だからだろうか。
よくわからないし、そもそも、わかったとしても、どうでもいいことだな。
そんな世田谷通りを、さらに、進んで行くと、しばらくして、通りの北側に、道路工事現場。
世田谷通りに、交差する、通りを、作っているわけだ。
ひょっとしたら、都心回帰、ということで、郊外の山の手、田園都市も、変化している、ということだろうか。
(2009年10月記)