総武線飯田橋駅(神楽坂通り入口)

神楽坂通り入口

総武線は、南西方向へと、向きを、変えていく。
南側に沿う道も、同じく、方向を、南西へ。そのまま、道なりに、南西へ歩いていく。
やがて、北西へ伸びる、早稲田通りとの交差点。
実は、この早稲田通りの、南側一帯は、柵を巡らせてあり、再開発されるらしい。
北側は、外濠になっているので、番町、麹町台地の、北側、下り斜面の再開発、ということか。
高層ビル街の拡大は、こうして、まだまだ、続いているようだ。
ところで、一帯は、富士見町、という町名で、さっき、訪れた、高層住宅の名前にもなっている。
でも、北側や、東側への、下り斜面なので、富士山が、見えるわけではない。
そもそも、町名の由来となった、富士見坂は、ここよりも、ずっと、南側だ。
そのあたりからなら、まわりに、ビルがなかった頃は、もちろん、富士山が、見えたのだろう。
もっとも、高層ビルなら、どこにあろうとも、富士山は、見えるものなのかもしれないが。
早稲田通りに入り、北西へ。
すぐ北側の外濠には、牛込橋が架かっている。
その、牛込橋の、袂には、それぞれ、JR総武線と、地下鉄有楽町線、地下鉄南北線の、改札があるのだが、JR総武線のホームは、地上にあるので、わかりやすいけど、地下鉄のホームの場合だと、間違って、牛込橋の袂に出てしまうことがある。
地上に出ると、いつも見る、飯田橋の光景と、まるで、違うので、一瞬、戸惑ってしまうのだが。
ただ、目の前には、神楽坂通りの入口があるので、もし、神楽坂が目的地なら、むしろ、飯田橋駅といえば、牛込橋袂の改札の方が、当たり前の、光景なのかもしれない。
(2009年10月記)