つくばエキスプレスつくば駅(つくばエキスポセンターにあるH−IIロ

つくばエキスポセンターにあるH−IIロ

居づらくなった、というわりには、さらに、北へと、歩を進める。
池の北側にある、つくばエキスポセンターに興味を惹かれたのだ。
もっと正確に言うと、つくばエキスポセンターは、どうでもよくて、その手前にある、巨大なロケットに、心惹かれたのだ。
H-IIロケット、というらしい。
ロケットに関して、特に、詳しいわけではなので、この、H-IIロケットが、どうして、展示されているのか、あるいは、宇宙開発において、どんな役割を果たしたのか、まったくわからないけど。
ただ、つくば、といえば、自分にとっては、つくば科学万博。
この催し、行ってないけど、科学技術の発展によって、SFのような世界が、本当に、実現するんじゃないかと、確信させてくれたものだ。
宇宙開発も、その中に、当然、入っていた。
だから、その頃の、宇宙の夢を、思い出して、思わず、H-IIロケットに、惹き付けられてしまったのだ。
もっとも、SFのような世界、例えば、宇宙空間に、いくつもの、巨大宇宙ステーションが浮いている、といったのようなことは、いまだに、まったく、実現しそうもない。
高度成長期頃の勢いだと、現代、つまり、21世紀の初めには、もう、とっくに、巨大宇宙ステーションの一つや二つ、実現しているはずなんだけど。
あの、未来への勢い、いったい、どこへいってしまったのだろう。
そんなことを考えていて、ふと、気付いたのだが、そういえば、巨大宇宙ステーション、あるいは、スペースコロニーの、人工的な空間、というのは、つくばの、新興都市を思わせるな。
つまり、もし、スペースコロニーというのが、あれば、まさに、今、立っているような、きれいな公園、そして、駅近くの、集合住宅や、商業スペース、のような街並みであるに違いない。
そんな気がするのだ。
(2009年10月記)